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星新一のショートシートって預言書なのかも
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    部屋を片付けていたら紐で結んである本の塊がありました。星新一の本です。わたしは中学校の頃に星新一のショートショートの世界にはまり、読みふけりました。その塊です。

     

    数ある話で記憶の片鱗にあるのが2つの話。

     

    1つは街に突然穴が現れて、最初に「おーい」と言いますが反応がありません。そこに石を投げこんでも、うんともすんとも言わないので、世の中のあらゆるゴミを放り込み始めます。しばらくすると「おーい」という声が天から聞こえ、その後は、で終わる話。

     

    もう1つは神を研究する学者だったか、とにかくコンピュータに神に関する情報をどんどん入力します。すると次第にコンピュータが神々しく輝き始め、本当の神になってしまい消えてしまう話です。消えた後の話はありません。

     

    どうしても、もう一度読みたくなり紐を解いて探しました。1つめは「ぼっこちゃん」にある「おーいでてこい」であることがわかりました。

     

    もう一つの神様の話は現在捜索中です。

     

    あらためて「おーいでてこい」を読むと星新一が描く話は空想でありつつも、かなり未来を予見した本だと改めて思います。

     

    「おーいでてこい」はまるで現在進行形の環境問題です。

     

    日本は過去の公害を反省し、厳しい環境規制を設け、公害であっという間に死んだ自然環境を、長い時間をかけて取り戻しました。また海に漁礁を作るなど豊かな自然環境をはぐくむ地道な努力を積み重ねてきました。

     

    愛犬の散歩コースにある近所の河には大きな鯉がゆうゆうと泳いでいます。

     

    しかし某国は土・河・海をぞんざいに扱い、捨てるは、取るはやりたい放題。底引きなどで後先考えず貴重な海洋資源を取りまくり、そして環境など一切顧みず、土に、河に、海に汚染物質を垂れ流します。土を殺し、河を殺し、海を殺し、あげくの果てに日本の漁業関係者が地道な努力で作り上げた海洋資源の海域に領海侵犯をして、有限海洋資源を取りまくるこの現実。

     

    食料が欲しくて「おーいでてこい」と言っても、そこにあるのは再生不可能な自然環境。すでに手遅れなのかもしれません。自然は人類にとってそれほど寛容ではありません。

     

    2つめの神様の話は人工知能に近い話です。まだコンピュータは神の領域には近づいていませんが、人工知能はかなり普及してきた現実があります。

     

    「日経トレンディ」の2017年1月号にあった、みずほ銀行「Fintech」の記事広告はビッグデータ、人工知能の今を大変上手く表現しており一読に値します。もし記事広告大賞なるものがあったら1位かもです。

     

    この世界が広がると人口知能の先行きについて、理論物理学者は否定しますが、スタンリーキューブリックの映画「2001年宇宙の旅」で描かれた人工知能「HAL」のような反乱があるかもしれません。

    ちなみに「HAL」はアルファベットを1つ左にずらすと「IBM」になります。

     

    そのIBM社は今、人間の意思決定を支援するワトソン(コグニティブ・コンピューティング・システム)をあらゆる企業、産業に導入しています。

     

    話は飛躍しましたが、こんな現実と突き合わせると、星新一のショートショートの世界感は「非現実的」ではなく、「預言書」ではないのか?とつい思ってしまうのです。

     

    また読む本がどさっと増えてしまいました。

    posted by: 中高年の就活 ブログ(Powerd) | 読書評 | 11:00 | comments(0) | - |