スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2021.10.09 Saturday
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
1968年に日本が世界に誇る円谷ブロダクションが「怪奇大作戦」というドラマを放映しました。わたしが10歳の時です。少し前にリメイクもされましたが残念ながら元祖「怪奇大作戦」を越えることはできなかったとわたしは思います。
さてその「怪奇大作戦」の中で「恐怖の電話」は是非観て欲しい回です。
今、街に立ち、見上げると張り巡らされた電話線、その電話の仕掛けの全てを「恐怖の電話」に見ることができます。
ストーリーはひとまず置いて、主人公が黒電話でダイヤルを回します。すると場面は架空線路⇒き線点⇒地下管路⇒旧逓信省の局舎を追い、クロスバ交換機にフォーカスされます。ここでクロスバ交換機がダイヤルされた番号に従って機械的にリレー接点を繋ぎ相手の黒電話を鳴らします。その後は、、怪奇な世界です。
それ以前の電話の仕掛けはクリントイースドイットが監督した映画「チェンジリング」で見ることができます。人手による電話回路の交換です。少し時代を得て今回紹介したクロスバ交換機の登場です。
その後、局交換機はデジタル化が進み、我が国日本では1988年INSの普及が始まり、今やIPによる電話交換にまでになりました。
交換機の変革は進みましたが張り巡らされた電話線を始めその他のインフラはそのまま生き続けています。
とは言うものの今やSNSのコミュニケーションとメールが進み、電話を使う機会が本当に少なくなりました。
我が家にもFAX付電話機がありますが請求料金はほとんど基本料金です。かといって電話がすぐになくなるとは思いません。スマホやインターネットを上手に使いこなすことができる高年齢はわずかです。テレビショッピングではまず電話注文が優先されています。
そんな公衆電話網ですがいずれなくなる日が来ることは容易に想像できます。しかし電話というコミュニケーションの礎を築いた電話を知ることは決して無駄にはなりません。なぜならば日本中に張り巡らされた銅線の有効活用は必ずあると思います。例えば公衆電話網は停電しても使えます。それは局舎から給電しているからです。
今の電力は交流100Vです。交流は二コラ・テスラが発明した効率の良い電力供給システムです。でも―24Vの直流で事足りる省エネな家電製品ができたらどうでしょうか。災害大国の日本では貴重な第二のライフラインになります。最悪でも膨大な都市鉱山になります。
そんな電話網の仕組みを「怪奇大作戦」で観て、これからも有効活用できるインフラのアイデアを秋の夜長に考えてみませんか。