-
スティックPC レビュー2018.05.27 Sunday
-
JUGEMテーマ:パソコン
わたしはとにかく小型かつ、軽量なパソコンが大好きです。
ThinkPad525から始まり、カシオペア、リブレット、VaioU1、Windowsタブなどいくつも買っては買い替えて・・
でも流石にガシェット好きなわたしでも、最近の技術革新の速さに追従できなくなり、また買うお金の余裕もなく、気にはなるけどあえて軽量PCは見て見ない振りをしていました。
ところが訳あってこの度、スティックPCを手に入れることができました。
ベンダーはASUS、型名はTS10−B078D 「VivoStick TS10」。
スペックはAtom x5−Z8350/メモリ 4GB/eMMC 64GB/Windows10Home64ビット。
まあまあな感じです。
スティックPCとはその名の通り、ディスプレイを持たず、HDMIに差し込んで使うPCで重さ75グラム、ズボンのポケットどころか胸ポケットに収まるPCです。
今の世の中、お客様へ訪問すれば会議室にはディスプレイかプロジェクターがあります。
ならばその表示装置をお借りできればスティックPCでプレゼンやデモなどできるわけで、スティックPCは無駄を省いた究極のPCです。
さてASUSUのスティックPCの良いところは3つあります。
1.SDカードを使うことができないこと。
万が一落としても情報漏えいのリスクは最小限で済みます。
2.メモリが64GBあること
巷に出回るメモリが32GBしかない廉価版PCは本当にクソです。何がクソかと言うとWindows Updateができないこと。
知らぬ間に空き容量が数GBになり、PCはWindows Updateをしようとしますが、結局メモリ不足でアウト。
これを回避する方法はありますが、普通の人にはかなり困難な作業です。
3.入力デバイスにスマホが使える
PCの入力デバイスと言えばキーボードとマウス。ところがこのスティックPCはスマホを入力デバイスにすることができます。
少し慣れが必要ですが完全に75グラムの持ち歩きで事済みます。
もちろんNGなこともあります。第一に電源。充電式ではないので電源を持ち歩く必要があります。USB電源ケーブルで給電しますが電圧は恐らく9V、普通のUSB電源は使えません。
とは言ってもスティックPC、電源とケーブルを入れても150グラム程度。あまりNGなことではありませんね。
さて開封の儀、電源を入れると普通にWindows10のインストール手順が始まります。
少し長めですが無事セットアップ完了。
ここで思わぬ落とし穴。Windows Updateの最新版をインストールする必要があります。
このインストールに約半日かかりました。
さてWindows Updateも終わり、オフィスの余っているライセンスを使ってオフィスをインストール。
余談ですが、わたしの考えで恐縮ですがオフィス付PCは買わない方が良いです。オフィスなしのPCを買い、オフィスはECサイトでオンラインライセンスを買うことをおすすめします。
オンラインライセンスを買うとオフィスは2台のパソコンにインストールできて、なおかつポータビリティ性もあります。
さて準備万端、念のため再起動してオフィスのパワーポイントを起動してみました。
うっ、なんか動作が重い。ちょっとイラつく重たさです。
直観的にこれはセキュリティソフトに違いない!と確信してアプリを調べると、いました、いました、諸悪の根源、マカフィーの重たいセキュリティソフトのお試し版。
さっさとアンインストールしてライセンスが余っているNOD32をインストール。
これまた余談ですが以前PCでマカフィーの体験版を使っていましたがスキャンしてウイルスナシで安心、ところがお試し期間が終わり、今回と同じNOD32に入れ替えてスキャンしたら2つウイルスに感染していて、無事駆除し、事なきを得ました。
話は戻りましてセキュリティソフトを入れ替えてまずはフルスキャン。これも数時間かかります。
そして再起動して待望のスティックPCが使える状態に。
「なんという事でしょう!」サクサク動き、この小さな筐体にファンもあり、発熱もほとんどせず、正直感動です。
家のTVにあるHDMI(1080P)端子に取り付けたら、TVがスマホで操作出来るPCに早変わり。
これまた素直に感動。
古い液晶ディスプレイにHDMI−DSUB変換器を付けて接続。ボケもなくきれいに1080Pで使えます。
オフィスを入れて残り約28GB。Updateも怖くありません。
ネットワークストレージに繋いで、さてどこでもPCの出来りです。
Youtube、オフィス、ネットサーフィンなど全く問題なし。
スティックPCのこの実力で価格2万円台、コスパを考えるとこれは究極のPCではないかと思う次第です。
ASUSのHPにも活用例がありますがジタルサイネージ、IoT、もちろん普段のPCとして使えるし、なんつー便利なPCで、かつ、いろいろな利用シーンが頭に浮かびます。
第一にこのスティックPCを使ってお客様先でプレゼンなどしたら話題に事欠きません。
それと私事ですが腰痛持ちのわたしにはスティックPCは救世主です。
わたしの場合、重たいノートPCを一日持ち歩くと数日は腰痛に悩まされます。
性能良し、利用シーンはいろいろあり、健康に良いPCとあればと活用しない手はありません。活用レポートは実際の事例で後日紹介したいと思います。
しかし本当に便利な世の中になったものです。
ありがたや、ありがたや。