Search
Calendar
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
New Entries
Recent Comment
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
時事の話題:「働き方改革」への提言
0

    JUGEMテーマ:働き方

    最近「働き方改革」という言葉をよく見聞きします。

     

    2004年頃にITの世界でも「ワークスタイル改革」という言葉が流行り、特にパソコンで音声・映像・ファイル共有などができるソフトフォンを中心にユニファイド・コミュニケーションシステムに大きな期待が寄せられました。

     

    当時わたしもユニファイド・コミュニケーションシステムを自社開発するプロジェクト責任者で、「ワークスタイル改革」の潮流に乗り、いろいろな企業を訪問して様々なニーズを知りました。

     

    その時に企業の期待値はそれぞれで、単一のITシステムではカバーしきれない事を学びました。

     

    そして現在。

     

    ブラック企業がはびこり、人をモノのように扱い、利益優先で不当に内部留保し、人材へのケアを怠り、一生懸命働く人たちを不幸に落とし入れ、鬱などの精神障害にさせ、最悪のケースとして自殺に至るケースもあります。

     

    そんな会社にあり方を改善しようと官邸主導で「働き方改革実現会議」でいろいろな議論がなされています。

     

    その一つの成果が政府(経産省)と経団連が提言した「プレミアム・フライデー」です。しかしこれで前述した、人を不幸にするブラック企業がなくなるとは到底思えません。

     

    IT業界では、「働き方改革」をユニファイド・コミュニケーション、在宅支援システムなどの紹介の機会と捉え、提案を始めています。

     

    また「プレミアム・フライデー」や厚労省が進める労働基準法のガイドラインで休日労働抑制の努力義務が盛り込まれようとしています。

     

    さてこれらで根本原因であるブラック企業はなくなるのでしょうか。わたしは無くならないと思います。

     

    前置きが長くなりましたが、ではどうすればよいか。それはRegulationをかけること。つまり政府が規制をかけるしか方法はないと考えます。

     

    良いお手本があります。それは環境省が平成5年から始めた環境マネジメントシステム(ISO14001)です。

     

    環境マネジメントシステムは中小企業でもEA21(エコアクション21)という形で同じ仕組みで運用されています。

     

    良く名刺に「ISO14001」「EA21」と記載されていますが、この記載がある名刺を見ると「環境問題に取り組んでいる会社だな」と相手は思うし、更に言うと取引の前提条件になることもあります。

     

    環境マネジメントシステムは最初にトップダウンで「環境方針」が決められ、職場ではその方針を達成するために社員は検討を行い、様々な施策が自発的に講じられます。

     

    例えば「昼休みは消灯する」「コピーをしないで電子文書化する」、更に「エコシステムを開発し販売をする」も目標となり、それをPDCAで回します。

     

    更に年度で実施部署単位ごとに外部監査が行われ、そこで不具合があれば監査員から是正処置が提起。職場は改善策を考え、経営者層は「環境方針」の見直しを行い、全社で持続的改善が行われます。

     

    この「全社で持続的改善」がキモです。経営者と社員が一緒に働き方を考えることで効率の良い経営と、強い企業体質に変わることができるものだと思います。

     

    改善ができなければ認定が取り消され、「ああ、この会社は環境に貢献してない」ということで社会的制裁を受けることになります。

     

    この制度を「働き方改革」に適用して、「働き方改革」の向上を持続している会社に、例えば「Wマーク(ワークライフバランス推進企業)」を名刺や、会社紹介に記載します。

     

    このマークがない会社は「ブラックなのかも」と就活者は思うでしょう。自然と取引先もブラック企業に加担することもなくなるでしょう。結果、ブラック企業は淘汰されるものと思います。

     

    わたしは1990年にある大企業のコンサル業務に従事しました(といっても立派なコンサルタント(先生)がいて、わたしは付き人みたいな存在でしたが)。

     

    その先生は工場に入ると、作業する人の動線を観察し、観察し終わると長い巻き尺で動線の距離を測ります。工作機械のレイアウトに無駄がないかを調べるわけです。

     

    またその先生は、東京工業大学教授、川喜田二郎氏が生み出したKJ法というフレームワークを使い、社員全員の課題を把握していました。

     

    余談ですがわたしはこの時のKJ法の威力を目の当たりにして、今でも顧客提案にKJ法を活用しています。

     

    KJ法というと古臭いですが、今風に言うと「ワールド・カフェ」フレームワークにその真髄が伝承されています。

     

    「働き方」は企業毎に違いますが、働くのは人間です。個々の人間がどういう環境でどう働いているのか、そこに改善余地はないのか。

     

    また働く人が、どういった問題意識を持っているかを把握し、改善するには個々に対応する必要があり「十把一絡げな方法、システムなどはない」ということです。

     

    「働き方改革」は経営者と社員が合意して、持続的改善を行い、一緒に考えることで成り立つものだと思います。

     

    それゆえ会社組織全員参加型の「環境マネジメントシステム」を参考にして「ワークライフバランスマネジメントシステム」を施行し、企業に実施させることで大きな効果が期待できると考えています。

     

    それでも悪徳経営者はいろいろ手を変え、品を変え、掻い潜ることでしょう。

     

    その対策も考えてみました。それはまた別の機会で提言したいと思います。

    posted by: 中高年の就活 ブログ(Powerd) | 時事の話題 | 14:59 | comments(0) | - |