Search
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
New Entries
Recent Comment
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
弱者の戦略 立花孝志論
0

     

    先の参議院選挙で政党要件を満たす票までも獲得し、参議院議員になった立花孝志氏。世のメディアでいろいろ論評がされていますが、以前わたしも立花氏を懐疑し、YouTubeを観なくなりました。

     

    その時期とは何年か前に地方選挙への参入を公言した時です。観る事を避けた理由は「NHKをぶっ壊す」目的が政治色に変化したと思い、落胆したからです。

     

    ところが参議院選挙で当選し、ネットTV番組で立花氏が語り、そして周りのコメンテータなる知識人を完全に論破する姿を観ることで自分の立花氏への考え方は間違っていることがわかりました。

     

    当選後に語る立花氏の話を聞いてわたしは「NHKをぶっ壊す」戦略は完璧に練られており、なによりマーケティング理論の王道、ランチェスターの「弱者の戦略」そのものだと気付いたからです。

     

    メンタタリストDaigoさんも、DaigoさんのYouTubeチャンネルでDaigoさんなりの理論で立花氏の戦略を評価していました。

    ネットの論評では「選挙ドットコム」で2回に渡り、立花氏のこれまでを回顧しています。どちらもフェアな内容だと思います。

     

    ここでは「NHKをぶっ壊す」ことへの話ではなく、立花氏のこれまでの戦い方が、これからの時代に欠かせない戦略だと強く感じ、そこにフォーカスを当ててお話しをしたいと思います。

     

    わたしは会社勤め時代にマーケティング理論を学び、実践し、収入を得ました。収入を得た=わたしはマーケティングのプロだと自負しています。

    マーケティング理論には様々な手法があります。マーケティングは実際にやってみると、理論は立派でも実践には向かない手法など山ほどあります。

     

    その中でわたしが一貫して念頭にあるのがランチェスターの「弱者の戦略」です。ランチェスターの戦略本は本屋に山ほど売っていますので自分が読みやすいものを選べばよいと思います。

    他にはジェフリー・ムーア著の「キャズム」。あとはあまりにマイナーなので知らない方も多いと思いますが、IBMのコンサルをされていた権八成樹氏著「花を売らない花売り娘の物語」が余談ですがわたしのマーケティング推薦図書です。

     

    前置きが長くなりましたが今回のテーマであるランチャスターの「弱者の戦略」ですが、簡単に言えば、市場に他社がそれも大企業が席巻していた場合に、弱者、または新規参入者はどうすれば勝てるかが書かれた戦略理論です。

     

    弱者の戦略の三種の武器は「差別化」「魅力度」「兵力」でしょうか。

     

    1.差別化

     

    差別化とは強い者と争うためには他人と違うことをすることです。古くは三国志に登場する「赤壁の戦い」。圧倒的な敵を前に、全く違ったアプローチで撃破した話ですが、差別化戦略と同様です。

    三国志は史実に関していろいろな解釈がありますが弱者が強大な軍を壊滅させたことは事実でしょう。

     

    立花氏はNHKという巨大組織と戦うために国会議員になったといいます。選挙に勝つために他陣営と比較して、政策はワンイシューかつシンプルでキャッチー。圧倒的な破壊力を持つ、強力な差別化戦略であり、究極の一点集中主義です。

     

    2.魅力度

     

    立花氏はYouTubeというメディアを活用してありのまま全てを公開しています。プライベート、人間性、実際に戦う様子、怒り、喜び、落胆、はたまた戦い方まで公開しています。それらをワンパッケージにしてほぼ毎日情報発信をしています。

    恐らく人間が本来持つ良いところ、悪いところを全部見せることで観る人は共感し、同人化したものと思います。

     

    3.兵力

     

    こうした人間性丸出し、必死な姿を見せることで世論を味方にして、ある面を形成することに成功しました。面とは応援者・支援者のことです。先の「差別化」と「魅力度」に圧倒された、あえて視聴者を兵と言いましょう。兵である方々は、この投票率が低い時代に、立花氏に貴重な一票を入れるために投票所に足を運びました。

     

    ランチェスターは他にも様々なフレームワークを挙げていますが、上記3点でいかに立花氏が「弱者の戦略」を見事に実行し、目的の遂行を成しえたか十分説明がつくかと思います。

     

    また立花氏の凄いところはそれを自然体で、そして練った戦略に沿って時間をかけてハードルを1つ1つ潰して国会議員になったことです。

     

    恐らく立花氏はこれまでの目標「NHKをぶっ壊す」活動を続ける中で、一人で戦う限界を感じ、立花氏が説く「司法」「立法」「行政」を攻略することを思いつき、ゲリラ戦から規制改革の正面玄関、本丸である「立法」の一員、なかでも最高の地位である国会議員になることを目指し、長い道のりを得てその目標を達成しました。

     

    立花氏はメディアの世界でも戦っています。しかしこれまで苦心惨憺、悲喜こもごも、負け戦から得た勝つための方法などを備えています。うすっぺらな反論を仕掛けられてもすべて論破してしまいます。

     

    さらに立花氏の行動で感心するのは国会議員になっても、これまでの活動を続けていることです。国会議員の立場であっても変わらず、慢心せずこれまで通りの地道な活動を続けています。

     

    立花氏の行動と実績、これは世の中の特にコンサルタント、経営者が学ぶべき素晴らしい生きた教材かと思います。

     

    こうした立花氏の戦略をろくに知ろうともせず「地方自治をなめてる」「気持ち悪い」とか批判をし、特にがっかりしたのが月刊Hanadaの編集長花田紀凱氏が政見放送の冒頭だけを観てネガティブな意見を述べていたことです。こうした既成概念に囚われては前には進めません。ジャーナリスト失格です。

     

    先の読めない時代、これまでの常識、感覚を捨て去り、今ある事象と結果を正しく評価し、流れを推察することで勝ち残ることができるものと思います。

     

    これからの立花氏の活動から目が離せません。

     

    わたしも立花氏に習い壊します。

     

    「自分自身をぶっ壊せ!」

     

    posted by: 中高年の就活 ブログ(Powerd) | 時事の話題 | 16:00 | comments(0) | - |